![]() しつこいほどのアニメ・インプレ4連発目、とりあえずこれで一息入れるつもり(笑 最近、全然時事問題に触れてないし。 昨晩見た「人狼 JIN-ROH」は原作・脚本のみ押井守氏で、沖浦啓之監督の劇場映画デビュー作にして国内外で数多くの賞に輝いた、20世紀最後のSF・サスペンス・“セルアニメ”映画。 なんでも“バンダイ・ビジュアル”さんが商業的理由から押井氏の暴走を懸念、監督をOKしなかったようです。 制作の裏側からしてタダモノではない作品。 私らの世代にとっての原風景、昭和30年代後半を丹念に描いた情景がとっても秀透。 路面電車や観音開きドアの“RS”クラウンはまさに日常だった。 ターミネーターばりにぶっ放す“MG42”軽機関銃・・・画面じゃ迫力ありすぎて12ミリ以上の大口径に見えましたが、本当は7.92ミリ弾なんですね。それなら何とか扱えるのかな。 アノ時代設定での実用性(耐久・小型・携行)には疑問も残るけど、暗闇で紅く光る“赤外線ゴーグル”と“強化装甲服(プロテクトギア)”もメチャクチャ格好良いなぁ。 しかし、何故、公安のクルマがビートルなんだろう? 物語は「首都警(首都圏治安警察機構)特機隊(特殊機甲大隊)」隊員“伏一貴”と少女“圭”を軸に、見応えある権力争いドラマと“赤ずきん”の悲劇が進展、すべての伏線が明らかになった時、“人狼”によって幕引きされる・・・。 “人狼”とは、特機隊の組織防衛の為、規律統制と諜報活動にあたると噂される影の存在だ。 そこに構築される“もうひとつの戦後日本”社会と、常識的には産まれるはずも選択肢とさえあり得ない“首都警”の存在を否定したら・・・観てらんない。 押井氏の必須アイテム「公安」も登場。彼のDNAには“特高(特別高等警察)”と“ゲシュタポ”が紛れ込んでる、絶対。 “押井ワールド”の世界観を受け入れられないと浮きまくる典型的セリフ。 「羊の皮を被った人間でなく、人間の皮を被った狼」 「狼は人間になれない」 突っ込むつもりはないんですが・・・まともな話、もともと人間なんですけど。 アニメでなく、役者の表情で感情表現が倍加する(・・・可能性のある)実写だったらどうだろう? 個人的にそんな期待を抱いたが、どうやら押井氏は過去このシリーズの実写版「紅い眼鏡」「ケルベロス 地獄の番犬」でコケたらしい。 チャンスがあれば是非観てみたい。 (自分の本当の姿と居場所はどこにあるのか?) (組織防衛と権力の拡大) (翻弄されるだけの人生) テーマは複合的に幾つかあるのだが、それらが渾然一体となり“ブレる”事が無いからグイグイ先へ魅せて行く。これは、沖浦監督の功績だろうか。 連日素晴らしいクオリティのアニメ作品にめぐり合えたのは、ささやかな幸福だった。 |
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「紅い眼鏡」懐かしいな。もう20年ぐらい前の作品で殆ど「押井」先生の趣味で |
rolling-j 2005/01/26 13:39 |
さすがキワモノ大好物のrolling-jさん、恐れ入ります。 |
MoonWalker 2005/01/26 23:38 |
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