![]() 1974年ETCの1戦、オランダのザントフルト・サーキットで優勝した、 「Ford Capri RS 3100 Zandvoort ETC 1974 - Winners : Stommlen/Mass」MINICHAMPS 1/43。 ETCは「ヨーロッパ・ツーリングカー・選手権」の事で、現在、日本政府が意味不明な差別的ディスカウント推進中の高速道路料金徴収システムではありません。 これも昨年末ギリギリ発売の新製品。 ![]() オートスポーツ誌が月二回発行になり、生意気に定期購読始めた中1の頃の私が最も興味を抱いたのは、F1とETCの記事。 カラーページが少なく、ざらついた紙面にモノクロで写る「フォード カプリ RS2600/3100」vs「BMW 3.0CSL」の激闘を食い入るように見つめました。 モデルの#5はラルフ・シュトメレン/ヨッヘン・マス組のマシンですが、スポットで、フォードと深いつながりを持つ“ジャッキー・スチュワート”がドライブした記憶があります。 F1でタイレル(=ティレル)・フォードを操る“タータンチェック”のワールド・チャンピオンは、生沢徹と並ぶ(?)私のカリスマでした。 ![]() 当時、カプリは中産階級をターゲットとしたヨーロッパ・フォードの戦略量産車種でしたが、ETC参戦用にドイツ・フォードが1970年に開発したのがRS2600。 クーゲルフィッシャー製インジェクション装備のV6・OHV・2.6Lエンジンのパワーユニット・・・右サイド出しエキゾーストがイカしてます。 打倒BMWを目指す1973年、今度は英国フォードが拡大版3.1Lエンジン搭載のRS3100まで進化させました。 ![]() ウィンドウ廻りが少々野暮ったく見えますが、重厚感漂う洗練されたスタイルを見事モデル化。 ただし、全体的には・・・可もなく不可もなく、インパクトに乏しい最近のミニチャンプス(PMA製品)に甘んじた出来? 1970年登場時からレース仕様の外観的変更は殆んど無かったはずですが、同年代の“我がGT-R”のスタイルと較べると、当時のヨーロッパと日本の技術や空力に対する認識の違いに愕然とします。 方や、一体整形されたエアダム&ブリスターフェンダー、ダックテール・スポイラー。 更に、オイルクーラーなどの重量物補機類を中央に纏め、ブリスターフェンダーのデザインと一体化したインテーク。 一方のGT-Rは・・・ビス留めオーバーフェンダーに、空力無視の冷却効率優先配置のオイルクーラーなど、あまりに旧態依然。 ![]() 過去に囚われ、殊更当時の国産車を卑下するつもりはありませんが、机上に並べて比較考証出来る楽しさはミニカーなればこそ (^^♪ 単純に今見てもカッコイイ、青/白塗り分けのカプリRS3100 (*^_^*) ![]() その他の話題はインデックス・ページへ |
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