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zoom RSS 1963「プリンス スカイライン スポーツ #40 第1回日本GP」京商 1/43

<<   作成日時 : 2009/02/20 20:01   >>

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今時のSUV、若しくはオフロード4WDのようなロードクリアランスに厳つい顔を持つ、これでもれっきとした第1回日本グランプリ出場車。
ドライバーは、我が永遠のヒーロー「生沢徹」!(*^_^*)
プリンス自動車のレース魂に火をつけた“屈辱のマシン”は、1月末に京商さんからリリース。

PRINCE SKYLINE SPORT (BLRA-3) RACING VERSION #40
1963 Japan Grand Prix
Tetsu Ikuzawa
Kyosho 1/43 03233B





グロリアのシャーシに、イタリアのカロッツェリア「ミケロッティ」デザインの流麗なボディを架装した「スカイライン スポーツ」は、1960年11月開催の第42回トリノ・ショーで初披露され、1962年4月に市販化されました。
一目で分かる、通称“チャイニーズアイ”と呼ばれる吊りあがった両目(ヘッドライト)が特徴です。
腰高なのは、当時の日本の道路事情(未舗装デコボコ道)に即した、トラック並に頑健なシャーシの影響。
空想特撮TVウルトラシリーズ第1作「ウルトラQ」に、オープン・タイプが登場してました。
万城目さん、一平くん、ユリちゃん・・・懐かしいス (^^♪

左側ボディ同色白塗り、右側黒塗りの鉄チン・ホイールは何故かこれがデフォ。京商さんのエラーではありません。
バンパーこそ外してますが、なんと、ナンバー・プレートはそのまんま。
長閑と言うか・・・ ┐(´∇`)┌

と、ここで余談。
第1回日本GPの舞台となったのは、前年(1962年)9月に完成したばかりの三重県・鈴鹿サーキット。
所有者はホンダ(子会社)で、創設発案者はもちろん故本田宗一郎氏です。
当時まだ、四輪は軽自動車しか作っていない後進小規模メーカーでしたが・・・なんたる先見の明、決断力!
勢い余って、1964年にはいきなりF1挑戦までしちゃいます。
現在のホンダは、営利を追求するだけの、夢も技術も無い会社に見えてしまうのは、私だけでしょうか?


日本GP前、自動車メーカー同士の“紳士協定”をバカ正直に守ったプリンス自動車は、エンジン・チューンを施し車高を落としてサスペンションを固めたライバル社のマシンたちに、ことごとく完敗しました。
市販状態で全長4,650mm、全幅1,695mm、全高1,350mm、車重1,365kgの、当時としては相当大柄なボディに、水冷4気筒・OHV・1.86L・最高出力94馬力を発生する「GB4型」の非力な組み合わせでは、そのスポーティなスタイルと裏腹に、平凡なセダンと大差ない走りでした。

まだ日大芸術学部の学生だった生沢は、本格的4輪レース出場の野望に燃え、プリンス自動車宛自己推薦の手紙を書き、拍子抜けするほど簡単に合格採用されたそうです。
プリンス自動車は第1回日本GPの為、3名のレーサーを採用しましたが、生沢以外の2名は在日米軍人で、2,000cc以下「ツーリングカーレース」にグロリアをドライブしたひとりは、スピード不足の退屈しのぎにレース中ラジオを聴いていた・・・らしい (-_-;)
ことほど左様に、プリンス勢の非力(ノーマル)さは抜きん出ていたようです。



今回、京商さんの仕事は予想以上に優秀で、意外と言ってはナンですが、手にとって見ても、破綻ないディティールなど、非常に満足度高いです。
ホント、実に良く出来てます。
国産旧車、特にレーシングカーのモデル化は、今までエブロさんの独壇場でしたが、こうしてクオリティの高い製品を発売する事により、業界としていっそう切磋琢磨して頂けるよう、是非、今後とも京商さん(他社さんも)には、頑張って貰いたいと思います m( _ _ )m

さて、前述の惨敗で辛酸を嘗め、怒りと後悔で震える中川常務さん(当時)を始めとするプリンス自動車社内は、翌年の第2回日本GPへ向けて一丸となって燃え上がり、「リベンジ至上命令」の下、桜井眞一郎氏が開発リーダーに指名されたのです・・・。





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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
>現在のホンダは、営利を追求するだけの、夢も技術も無い会社に見えてしまうのは、私だけでしょうか?

ホンダに直接言ってあげてください。

通りすがり
2009/02/20 21:17
通りすがりさんへ。

ご苦労様でした。
moonwalker
2009/02/21 00:31
こんばんは。
今の時代、レースには意味がないという考え方も一理あるとは思いますが、ホンダにはかつてのように個性的なスポーツカーや、二代目シティのような一見奇抜に思える実用コンパクトカーなどワクワクする車を作って欲しいです。

ところで、このスカイラインはチャイニーズアイがとても特徴的ですよね。ハンドメイドがゆえに、左右で傾きが違う個体もよくあったとか。
このモデルのホイール、抜けてないですがそれが安っぽく見える気がします。白い側のホイールに墨入れしてやるだけでも、足元が引き締まりそうですね!
HIROKI
URL
2009/02/21 01:48
こんばんは、HIROKIさん。

>今の時代、レースには意味がないという考え方も
>一理あるとは思いますが
う〜〜ん、やっぱりそう云う時代なんでしょうか (-_-;)
究極の意味で自動車会社がレースを否定することは進歩を放棄するに等しく、特にホンダは社会に於ける自らの存在価値を貶めたように思えます。
少なくとも一定の年代以上のホンダファン(マニア)は、多分、裏切られた気分ではないでしょうか。

>ハンドメイドがゆえに、左右で傾きが違う個体も
>よくあったとか
手作業で鈑金製作されたボディは、ひとつとして同じ物は無かったという話もありますよ (^_^;)

>このモデルのホイール、抜けてないですがそれが
>安っぽく見える気がします
そうなんです。ホイール・フェチの京商さんとは信じられません。
微細なエンブレムなどは綺麗にタンポ印刷してるのに、肝心のホイールが・・・メッシュパターンでも無いのに、どうして?
謎です。
moonwalker
2009/02/21 02:35

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