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zoom RSS F1 1977「Tyrrell P34/DFV #3 Japan GP」Spark 1/43

<<   作成日時 : 2010/05/27 01:34   >>

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2月発売されたスパーク/ミニマックス製レーヴ・コレクションの1977年F1最終戦日本GP仕様「#3」は、同時に“シックス・ホイラー”最終形態モデル。
故ロニー・ピーターソンの「#3」は、“伝説のF1ドライバー”ジル・ヴィルヌーヴが操った「#11 フェラーリ 312T2」共々、記憶の闇に深く刻まれるマシンです。




意味深な前振りの意味は後回しにして、いつもどおりモデルのインプレッションから。
前年型から一気に進化した、エンジン・カバー一体式ボディ・カウルの造形は、エンジン廻りの組み立て工数省ける分むしろ楽な作業と思いますが、滑らかな曲線で包まれた実車イメージを忠実に再現してます。
コクピット前やスポーツカー・ノーズに配置されるNACAダクトも、レジンの長所をきっちり活かしてシャープな彫りの深さ。
タバコ・スポンサーがひとつも就かないスポンサー・ロゴなので、遠慮なく当時の晴れ姿を楽しめます。

他メーカーの比較モデル現物を持たない私ですが、基準と言うか、今後のベンチ・マークとして過不足ないクオリティの太鼓判押します。
つまり、普及価格帯レジン・モデルとして、買って損はないと思います。


左・TrueScale Miniatures(TSM)/MINIMAX製「1976 Rd.7 スウェーデンGP #3
中・Reve Collection/MINIMAX製「1977 Rd.16 日本GP #3」
右・Reve Collection/MINIMAX製「1976 Rd.10 ドイツGP #3
すべて、1/43スケール。

前方からの画像だと、カウル形状以外に、大きくコンセプトの変更を余儀なくされた1台の違いが分かります。


1976年シーズンに決して“イロモノ”でないポテンシャルを実証した「P34」は、チーフ・デザイナーのデレック・ガードナーの手で、更なる空力的ブラッシュ・アップが施されました。
コクピットを低く、エンジンをすっぽりカバーして、リア・ウイング直前までカウルを延長整形しました。
カウル部分が増加した代償として、重量が嵩む弊害を生みましたが、整流効果は満足の行く結果が出たようです。

ところが、ティレル・チームにとって思わぬ誤算が生じました。
グッドイヤー寡占だったF1タイヤをミシュランが供給開始、タイヤ戦争が勃発したのです。
通常サイズのタイヤ開発競争に追われるグッドイヤーに、最早、ティレル専用「10インチ」タイヤを開発継続する余力はなく、グリップ力とコントロール性がレース毎に向上するリア・タイヤとのバランスは崩れる一方でした。
強まるアンダー・ステアにガードナーが採った対抗策は・・・フロント荷重を増やす為、オイル・クーラーをリアからフロントへ移設。最終的には、スポーツカー・ノーズにフロント・タイヤを隠す空気抵抗軽減コンセプトから逸脱して、フロント4輪のワイド・トレッド化でハンドリング改善を図りましたが、付け焼刃も限界に達し、1977年限りで“シックス・ホイラー”は表舞台から姿を消しました。
このモデル、1977年F1最終戦「Rd.16 日本GP」仕様が、正真正銘最後の“シックス・ホイラー”勇姿です。



1977年10月23日、FISCOと呼ばれた旧富士スピードウェイで開催された“魔の日本GP”決勝レース。
F1レース3戦目の“ルーキー”ジル・ヴィルヌーヴは予選20番グリッドからスタート後、慣れぬマシン「#11 フェラーリ 312T2」に手こずりながら必死のドライビングで追い上げ、6周目に突入した第1コーナーで前を走るロニー・ピーターソンの「#3 ティレル P34」のイン側に飛び込み、パスしようとした刹那“6輪マシン”独特のレコード・ラインと交錯・・・「#3」の右後輪に「#11」の左前輪が接触して乗り上げ、次の瞬間「#11」は空を舞い、横転を繰り返す“地獄車”は観客と警備員をなぎ倒し、2名の死亡事故を引き起こしました。

もちろんこの時点で「#3」はコースアウトしてリタイヤ。
ヴィルヌーヴも奇跡的にほぼ無傷でしたが、死亡事故に対する世論の風当たりは強く、日本でのF1レース開催は僅か2年で一旦幕を閉じ、10年後、鈴鹿サーキットに場所を移して復活するまで黒歴史になりました。



グッドイヤーが開発を続けていたら、あるいは他のタイヤメーカーが供給を申し出ていたら・・・たられば話で恐縮ですが、レギュレーションで4輪に規制(1983年)されるまで、多くのヴァリエーションや競合するマシンが生まれたかも (^_^;)

どちらかと言えば、F1モデルのコレクションに消極的な私ですが、最近のティレル蒐集は異常事態。
とりあえず、TSMから発売予定「たいれる P34 #3 1976 F1・イン・ジャパン」だけは確実に入手するつもり・・・です。

Tyrrell P34/Ford cosworth DFV
#3 Ronnie Peterson
1977 Japan GP
1/43 Reve Collection/Spark Model R70023






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コメント(10件)

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おはようございます。


私は、どちらかと言えば、この”77年仕様”の方が好きです・・・(^^;;
戦績はともかく、このフォルムがツボでして(苦笑)

それから、こちらのブログ、リンクさせて頂きました・・・。
ひろ
URL
2010/05/27 05:30
こんばんは
モデル自体は凄く良いんだけど、
どうも、このワイド・トレッドはしっくりきません。
飛び出てないタイプなら買ったんだけどなぁ〜・・・。
Naka
2010/05/27 23:17
こんばんわ。

すっかりティレル祭りですね。。。なんて他人事のようなフリをしている当方も、目一杯祭り状態。
カラバリどころか単に商品名違いでケース違いなだけのTSMカナダGPまで買ってる始末(^^ゞ
当然1976日本仕様も予約済みで、それに加えてどうせなら1977前半のナロートレッドも出ないかなぁ〜などと夢想。
もう、どうしょうもないですな(^^ゞ
350GTS
URL
2010/05/28 01:58
こんばんは、ひろさん。
リンク・フリーです。

独特のフォルム、惹かれますね〜 (^^♪
moonwalker
2010/05/28 20:40
こんばんは、Nakaさん。

>どうも、このワイド・トレッドはしっくりきません
完全に“意味無いじゃん!”状態・・・(-_-;)

1977年前期タイプ、いずれ出すんでしょうね。
moonwalker
2010/05/28 20:44
こんばんは、350GTSさん。

>当方も、目一杯祭り状態
いやぁー、もの凄い絨毯爆撃掛けてますね (^_^;)
「ティレル・ミニチュア・ミュージアム」開けますよ。マジな話。

>1977前半のナロートレッドも出ないかなぁ〜
出ますよぉ!出さない理由が無〜い (-_-;)
moonwalker
2010/05/28 20:49
moonwalkerさん 大変ですっ!!
ジェシカとバトンが破局したそうですっ!!
他人の私が見ても、押し過ぎでしたもんねー・・・。

P.S.
今日、勉強兼ねてミニカー屋さんでティレルを色々見てきました。
うーん。奥が深いですねm(_ _)m
kenken
URL
2010/05/29 00:35
こんばんは、kenkenさん。

>ジェシカとバトンが破局したそうですっ!!
お、お、お、おー!長すぎた春でしたね (-_-;)
恋は醒めるもの、愛は忍耐で続くもの・・・ですかね?

>ミニカー屋さんでティレルを色々見てきました
私の本音を言うと、「001」〜「006」が好きなんです (^^ゞ
70年代前半F1マシン、出来の良いのが欲しい!
moonwalker
2010/05/29 03:49
ミニカーではなくジルとロニーの接触シーンの画像についてのコメントなのですが… 私し、77年のF1日本グランプリを第1コーナー外側で観戦しておりました。今でもランオフエリアに置き去りにされたままの<タイレル>や藪の中から這い出してきたジルの姿が昨日の事のように鮮明に記憶しております。この接触シーン&クラッシュシーンの写真はどこから引用したものでしょうか?初めて見ました。このシーンをカメラに収めた人って極端に少ないですよね。もし他にもあるようなら見てみたいのですが
レオ
2010/07/09 14:42
こんばんは、レオさん。
大変な体験されたんですね。ご無事で何よりでした。

>写真はどこから引用したものでしょうか?
新聞社など公的サイトでなく、一般の個人サイトから引用した画像なので、私から直接URL公開することはご容赦願います。
「1977年 日本グランプリ」などで検索すれば、類似記事&画像が多数見つかりますので、根気よくチェックされることをお勧めします。
moonwalker
2010/07/09 23:48

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