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zoom RSS JGTC 1993「GT SILVIA #3 Fuji」hpi 1/43

<<   作成日時 : 2010/06/13 01:45   >>

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現在隆盛を誇る「SuperGT」の前身「全日本GT選手権(JGTC)」初年度(1993年)出走した“日陰の存在”を、hpiさんがMIRAGEブランドからまさかの製品化して5月発売。
購入後の正直な感想・・・愛憎が複雑に交錯するモデルです (^^ゞ


hpi製品定番となったレーザー彫刻プレートは、今回ひどくサッパリした印象。

もっと刻むべき内容あると思います・・・ (^_-)-☆





スッとした立ち姿を想わせる、シャープでスマートなモデリングはレジン製の成せる業?
多分、“モデルカー”として正解の方程式なのでしょう。
しかし、あえて言います。
これ、個人的に期待を裏切られました (T_T)

製品を入手して最初に感じたのは、根本的にモデル化されるべき対象だったのか、と言う素朴な疑問・・・カラーリングの影響もあるでしょうが、同じ「N3」仕様スカイラインと較べて、決定的に“華”を欠きます。
例えるならば、スーパースター級のプロ野球選手に対する、せいぜい超高校級甲子園球児との違い?
どちらも“本物”間違いなくても、骨格も迫力もレベルが違うのは一目瞭然です。

造形は、hpi基準に照らして教科書どおりのクオリティです。が、最早、マスクが端正、オバフェンのエッジがたっているのはあたり前。レジンなんだし。
気になるのは、ぬっぺほふさんのブログで指摘されていますが、真横から見ると、前端&後端が微妙に垂れ下がり気味なシルエット (-_-;)
製造工程に粗雑さが生じている気配濃厚です。

そして、今までのhpi製品では考えられない、多くのブログで話題沸騰したボンネット上ゼッケンの“空中貼り”。
あり得ない!あり得ない!あり得ない!
重要なことなので3回書きました。
突起状ルーバーに沿わせるようゼッケン・デカールの型を工夫して密着させるなり、方法はあったはず。
この一点だけでも、裏切られた気分にさせられます。

もちろん、線の細い痩身気味ボディシェイプの“正しい”造形技術やタイヤ・キャンバー角の再現、精密の形容詞に相応しい内装の作り込みなど、いつも以上の実力を発揮している部分も多々認められ、特に、ルーフのゼッケンまでコーティングした後、さらに研ぎ出しされたクリア塗装は素晴らしいの一語です。
それでも、モデルカーとして肝心のデフォルメ・センスを感じられず、ディティールの詰めを欠いた製品に、一万円をはるかに超えるプライス・タグを付ける、庶民感覚喪失したMIRAGE/hpiさんを評価出来ません。
付け加えればこのモデル、レジンで企画する必要なかったとさえ思います。
如何にヴァリエーション展開が難しくても、数種のプレーンカラー仕様を前提に「ダイキャスト製・定価6千円前後」採算ベースに乗せる企画も可能だったのでは?


JGTCの“黒歴史”となった1993年シリーズに参戦したのは、GT2カテゴリの「GT シルビア」1台と、GT1「カルソニック GT-R(32R)」1台の計2台だけ _| ̄|○
それでも「ジャパン・スーパースポーツ・セダンレース(JSS)」との混走で「出走2台以上、全3戦以上開催」の大甘なシリーズ成立条件をクリア、「#2 カルソニック GT-R」の影山正彦が初代JGTCチャンピオンに輝きました。
元々9戦予定されたシリーズはギリギリ3戦に削られ、すべて旧富士スピードウェイで開催されました。
その内、木下隆之選手がドライブしたのは「Rd.1 IMSA GTチャレンジ(総合7位/クラス2位)」と「Rd.2 富士ツーリングカー6時間レース(総合6位/クラス2位)」。どちらもウェット・コンディションで行われた2戦ですが、hpiは参戦仕様を特定していません。

「GT シルビア」と呼ばれるこのモデル、出自はワンメイク・レースの「スーパー・シルビア・シリーズ」マシンをベースに、
巨大なリアウイング、フロントスポイラー、張り出した前後フェンダーの迫力あるフォルム(by hpi)
などの改造をニスモ(NISMO)が施したGT2/N3仕様マシンですが、何故かweb収集出来るスペック情報が皆無に近く、残念ながら詳細不明。



1994年に発足した、JGTC〜SuperGTをガッチリ管理する統括団体「GTアソシエーション(GTA)」利権の空白期間を探り当て、鉄壁と思われたエブロ販権をクリアする着眼&企画力には敬服しますが、企画管理の外部委託による合理化は、知らぬ間にブランド・イメージ歪める危険を孕みます。
hpiブランドで発売したダイキャスト・モデル「NISMO GT-R LM #23」の完成度と較べるまでも無く、今一度、原点回帰を強く望みます。

終始辛口の評価になった理由が、単に馴染みが薄いモデルカー叩きで無いことをご理解ください。
web紹介の多くを占める“納得!マンセー(万歳)!”記事を読む度に、私は危機感を募らせます。
本来、エブロさんを筆頭に“真っ向勝負”の競争原理作用で、価格と品質のバランス取れた製品開発を期待したいところですが、怖いのは、hpiさんの驕りと慢心が増長すること・・・この製品と「スカイライン GTB-4」のコスト・パフォーマンスを実感した限り、「MIRAGE」ブランドの存在価値には否定的意見を唱えます。
良いモノは良い、悪いモノは悪い。今後もハッキリ分別する所存。

P.S.
6月発売予定の「ホンダ NSX」、大丈夫なんだろうか。ちと、不安 (^_^;)

GT SILVIA
#3 Takeyuki Kinoshita
1993 Fuji/Japan GT Championship
1/43 MIRAGE/hpi-racing 8419





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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
moonwalkerさん、こんにちは。
拙ブログの記事を紹介頂き、ありがとうございます。

さてさて、このモデルは期待が大きすぎたのか、私も入手して「あれ?」となりました(^^;
確かに頑張っているところもあるのですが、やはりモデルの肝となる造型が×だったのが個人的に大きなマイナス評価でした…。

それにしても、hpiの売りである(と勝手に解釈している)「造型」が崩れてしまったというのは衝撃でした。
外部委託でこのような悲劇を招いてしまうのであれば、安易にレジンに走るのではなく、仰る通り自社開発のダイキャストで出せる方法を模索するべきだと私も思います。

>>web紹介記事の多くが納得“マンセー”
思わず笑ってしまいました(^^ゞ
でも、確かに現実はそうですよね。

とはいえ、高いお金を出して購入したもの故に、自分で否定的な記事を書くと「じゃあ何で買ったんだろう」と自問自答、結果自己嫌悪に陥る事があるのかもしれません。
だから褒めることに終始し、「ああ、良い買い物ができた」と自分に思わせようとしているのかなぁと、今ふとそんな事を思いました(^^;

よって、購入してすぐに批判記事書いた私は、たぶん異端児です(笑)
ぬっぺほふ
URL
2010/06/13 15:34
こんばんは、ぬっぺほふさん。
あたり障りなくがセオリーのwebで、正直な言葉で伝えるのは結構難しいですね
(^^ゞ

>購入してすぐに批判記事書いた私は、たぶん異端児です
ココにも同類が居ますよぉ〜 (^.^)/~~~
moonwalker
2010/06/13 21:06
moonwalkerさん、初めまして。2X4Bという者です。
こちらの記事で初めてGTシルビアの1/43モデルカー化を知りました。

私は昔からこの1993 GTシルビアが好きで、自身もこれに似せたウイングを着けたシルビアに乗っています。

当の1993 GTシルビアの実車スペックについて、私が知る限りですが書かせていただこうと思いコメントいたしました。

・ボディ関係
元はJSS仕様として作られたものの、フロントスポイラーがボディのシルエットからはみ出していたため、改造許容範囲の広いN3へ移行された。

・エンジン関係
エンジン本体はピストン&動弁系以外はノーマル。
ステンエキマニ(不等長)にギャレット製T04タービンを装着。
550ccインジェクター、Z32エアフロメーターを装着し、トランク内に120L燃料タンクを搭載。
過給圧1.4kg/cm&sup2;で420psを発生する。

・脚まわり
車高調整式サスに変更。各ブッシュ類のピロ化。
ハブ、ブレーキシステムはR32 GT-R Vスペック用のブレンボを流用。
ホイールはパナスポーツG7(F・10J−17、R・11J−17)。
タイヤはアドバンのスリック(F・250-625-17、R・290-640-17)。


以上です。

このクルマのファンとしてはいつかオートアート製1/18ダイキャストで出ることを期待しているのですが、まあ絶対無理だとは思ってます(笑)。

過去記事への長文コメント失礼いたしました。何かの参考になればと思います。
2X4B
URL
2010/08/21 01:02
初めまして、2X4Bさん。

詳細な情報、ありがとうございました。
とても参考になりました。
出力は420馬力だったんですね。400馬力以下を想像していたので、思ったより高出力に驚きました。
足回りはレース仕様定番改造ですが、「パナスポーツ」ホイール・ブランドが懐かしい (^^♪

>いつかオートアート製1/18ダイキャスト
う〜〜ん、神様に祈りましょう (^_^;)

また、気軽にコメントしてください。
よろしくお願い致します m( _ _ )m
moonwalker
2010/08/21 18:07

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