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zoom RSS 夏のエンジン 月影のトヨタ

<<   作成日時 : 2006/08/24 15:47   >>

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社会人になってまだ間もない頃、羽振りよく単行本で買った「マイクハマーへ伝言」。
ガツンと頭をハンマーで殴られた。
まるでペーパーバックの翻訳のように持って回った描写、それでいてスピード感溢れる文章がもたらす緊張感。
(読んでいるのか、読まされているのか)
途中で止めらず、貴重な睡眠時間を削って一気に読んだ記憶がある。
神様のピンチヒッター」「リンゴォ・キッドの休日」にも痺れた。
当時“ハードボイルドの旗手”と持て囃された矢作俊彦は、今頃何処をフラフラしてるのか。
まさかアフリカ、象牙海岸辺りを彷徨って・・・時々、賞獲りした同姓同名作家大先生が書いた面白くもない本を書店で見かけ、溜め息をつくこともある。

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今年の夏の初め、行きつけの書店で眼に留まった一冊の文庫本「夏のエンジン」
クルマ好きには、到底、無視してやり過ごす事のできない絶妙なタイトル。
作者に矢作俊彦とあるが、単行本で読んだ記憶が無い。
パラパラめくると、私が好きだった頃の“スカした文体”が律儀に行列している。
昭和30年代後半から40年代のクルマを小道具にした、12編の短編小説。
真っ赤なフェラーリの華やかさは望むべくも無いが、日の丸背負ったホンダと同じくらい楽しませてくれる事を願いつつ、ささやかな期待とアベックでレジへ向かった。

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(ジーーッ、ジーーッ)
あちこちで鳴く虫の声、真夏の熱気を嘘のように吹き払う、軽井沢の静かな夜。
暇を持て余す、幸運にも銀のスプーンを咥えてコウノトリに運ばれたイケ好かない金持ちの坊っちゃん嬢ちゃん、“健全な”不良少年少女をスケッチした一編「月影のトヨタ」
読むには手頃な短編集だから、類まれな比喩と暗喩で構築された世界、有態に言う“筋金入りのドM”な皮肉好きは一番下からアマゾンへGO!

しかし、それでも主役はトヨタ1600GT
兄貴分「トヨタ2000GT」と同じ5速フロアシフトを持つ「GT-5」。
確かビニールレザーのバケットシートも共用だった筈。
コロナ ハードトップ」とは足廻りから別物な本格的“GTカー”だから、ファミリーカーの代名詞なんて、太陽が西から昇っても冠に戴けない。

緑濃く生い茂った樹の下、月明かりを照り返す“レモンイエロー”のトヨタ1600GT。
・・・しまった!
手に入れたのは“赤”だった!
何が?
もちろん、「コナミ 1/64 絶版名車コレクション トヨタ1600GT」に決まってる。
読了後、慌てて“レモンイエロー”を物色。
赤で決まりと思っていたが、ふむふむ“黄色”も悪くない。

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                    コナミ 1/64 絶版名車コレクション「トヨタ1600GT」

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どうでしょう、税別350円の価格を考えれば、まずまずなのか・・・ディティールにもっと切れが欲しい。ボディカラーの発色もイマイチ。フロントウィンドウのワイパーを再現するなら、“もう一声”着色して欲しかった。

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赤と黄色の裏表。
見方によって、赤の方が見栄え良く映る。
コナミからは二色発売だから、これでめでたくコンプ。
2000GTなんか、京商と併せれば・・・いずれ悲喜劇を大公開。

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ヤマハ製“9R型ツインカム・エンジン”の健全な呼吸を支える「二本出しマフラー」、フロントフェンダー脇の獰猛な鮫のエラ「エア・アウトレット」、イカした「ホイールキャップ」まで再現されている。


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