メトロポリスの片隅で

アクセスカウンタ

zoom RSS F1 1990「Tyrrell 019/DFR #3 日本GP」Spark 1/43

<<   作成日時 : 2010/04/21 20:13   >>

ナイス ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 14


日曜日(4/18)に行われた中国(上海)GP決勝、“もらい事故”とは言え開幕から4戦連続リタイヤの小林可夢偉・・・躍進著しいスパーク/ミニマックスさんが国際貿易(KB)特注ブランド「Reve Collection(レーヴ・コレクション)」から発売した“日本人F1先駆者”中嶋悟の1990年愛機「日本GP仕様」モデルを眺めながら、唯一の現役日本人F1ドライバーの将来を憂慮 (-_-;)


ツルツルで上質な白い専用外箱が目新しい「Reve Collection」。

クリアケースは通常のスパーク・サイズ(台座は変形)ですが、外箱がフルカバーな分嵩張り、市販のスパーク用保護カバーが使えないのは不便です。
外箱同様白で統一された台座も、経年変化の黄ばみが少し心配。
ああぁぁ、早くもタイヤ癒着の兆候を発見してしまったぁぁ・・・(T_T)




見慣れたミニチャンプス/PMA製ダイキャスト・F1モデルと比べると、より“食玩ぽい”印象ほんのり漂うレジン製「ティレル 019 #3 中嶋悟」1990年日本GP仕様モデル。
しかし、その切れ味鋭い造形で本領発揮したシルエットを認めたならば、ミニチャンプス(PMA)より若干割高なプライスにも納得出来るでしょう。

現在も中嶋氏のチーム支援継続する「EPSON」「PIAA」、そして赤い“Cマーク”のセメダインじゃなくて、今は無き「日本信販」のスポンサー・ロゴが懐かしく再現され、オールドF1ファンには嬉しい限り。
ティレル・チームは、この年からタイヤを「PIRELLI(ピレリ)」に変更したのでなじみが薄く、なんとなしに違和感まで伝わります。
また、特徴である「ハイノーズ」はもうひと頑張りして欲しかったのが正直な感想で、実車ウィング部分は全般的にさらに一段薄く精悍な面構えですから、せっかくのレジンモデル特性活かして・・・塑性変形に耐えて形状維持する剛性確保から、これが限界?
青白塗装塗り分け境界部分の銀色ライン・デカールも綺麗にカバー貼りされ、完成品個体としては十分満足出来る製品に仕上がっていると思います。


1990年シーズン途中の第3戦サンマリノGPから登場した「ティレル 019」は、ハーヴェイ・ポスルズウェイト(テクニカル・ディレクター)のアイデアによる個性的な外観で衆目を集めました。
元祖ハイ・ノーズは最初「ドルフィン(イルカ)ノーズ」と呼ばれ、その後「アンヘドラル(下半角)ウィング」の呼び名が定着しましたが、個人的には戦闘イメージの強い「コルセア・ウィング」が一番しっくりきます。
当時のスタンダード・ノーズを持つ「018」との空力的違いについて、中嶋悟は以下のとおり雑誌インタヴューで語っています。

「018」はフロントのダウンフォースが多く、コースによっては必要以上に路面に食いつく。
だから、ダウンフォースが抜けた時のクルマの挙動変化も大きい。
「019」はダウンフォースの抜けによる挙動変化は小さくなったけれど、ダウンフォースの総量はもちろん、特にフロントのダウンフォースが少なく感じた。


“ダウンフォースの総量”件は多分感覚的なモノだと勝手に推測しますが、ウィングとステーが独立する現代F1と違い、本来の機能を文字どおり“曲げて”効率落ちるフロント・ウィングと、フラット・ボトムからディフューザーへ抜ける空気流入量増大による「ヴェンチュリー効果」の影響でリア側ダウンフォースが強くなり、その分アンダーステアを感じたのではないでしょうか。

空力面の変化以外、メカニカル・コンポーネントはほぼ旧型「018」からの流用であり、搭載するパワーユニットも明らかに競争力劣る「フォード/コスワース DFR」3.5L・V8のままでしたが、中嶋悟加入の“セット・オプション”で、当時最強を誇ったホンダ・エンジンの翌年獲得が保証され、チームは一筋の光明を見ていたようです。
待望のホンダ・パワーを搭載した「020」については、別に書きたいと思います。



1990年日本GPは、前年に続き因縁の二人“音速の貴公子 vs プロフェッサー”が接触“撃墜”リタイヤしてワールドチャンピオンが決まる後味の悪さと、ポンコツ「エスポ・ラルース・ランボルギーニ・ローラ LC90 #30」操る鈴木亜久里が日本人初の表彰台(3位)ゲットする“奇跡のレース”でした。
一方、この年の中嶋悟は「Rd.1 アメリカGP(018搭乗)」「Rd.12 イタリアGP」で6位入賞した半面、全16戦中11戦(019では14戦中11戦)でリタイヤするマシンの信頼性無さに苦しみましたが、それでも日本人なら応援せずにいられないドライバー&スポンサーのマシンは、やや物足りないながら日本GP6位入賞を果たしました。

杞憂を払うスパーク製F1モデルの出来栄えに満足すると、ホンダ・エンジン搭載マシンも欲しくなるのが人情 (^^ゞ

Tyrrell 019/Ford cosworth DFR
#3 Satoru Nakajima
1990 Japan GP
1/43 Reve Collection/Spark Model R70065






その他の話題はインデックス・ページへ






1/43 ティレル 019 日本GP1990 #4
国際貿易
2010-01-25

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 6
ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い

コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
moonwalkerさん こんばんは。
いやー懐かしいですね〜(^^)
当時のF1ブームに乗っかり、よくTV見てたなー。
この頃でしたっけ?「雨の中島」と呼ばれてたの。
古館一郎さんがよく絶叫してましたね。
つい数年前のように思いますが、
よくよく考えると20年も前のマシンなんですね。
自分も20、歳を取ったんですね・・・。
つくづく精神年齢は変わってないな〜と痛感していますm(_ _)m
kenken
URL
2010/04/21 23:45
こんばんわ。

いや〜待ってました、きれいな画像の019。
自分でも持ってるくせに。。。ってツッコミはなしで(笑)
 
>中嶋悟のフロントのダウンフォース云々
このコメってプロのドライバーの意地と見栄の産物で、実際は「もうキックバックするハンドルを押さえて縁石を乗り越えることが苦しかった」くらい体力が衰えた末の「手アンダー」だったんではないかと思います。
とはいえ、現在にまで継承されるハイノーズに先鞭をつけた019は、戦績的には決して恵まれなかったもののエポックメイキングなクルマとしてF1史に名を残しましたね(個人的には戦績至上主義なので、018のほうがお気に入り、ですが)

>ホンダエンジン搭載マシンも欲しくなるのが人情
確かに。
但しRG別注の020は、同じスパーク製とは思えないくらいのていたらく(リアのロワウィングが逆さまだったり、メットのデカールがひしゃげてたり)なので、まったくオススメできません。
スパークブランドでのリメイクを期待するか、一念発起タミヤのプラモを頑張るか、ですね。
350GTS
URL
2010/04/22 01:40
こんにちは(^_^)


この頃、いわゆる”俄かF1ファン”ってのが急増しましたね・・・(苦笑)
私自身は、70年代央から見続けているので、その”猫も杓子も状態”のF1ブームにはちょっと困惑しちゃいましたね(f^_^;)
なので、ある時期、F1モノから離れていたこともありましたが・・・。

”日本GP”と言うと、私自身は、76年、77年の方が想い出深いかな、と・・・ドライバーで言うとラウダ、ハント、シェクターとか・・・(笑)最近、このレーヴコレクションで、”6輪タイレル”がリリースされましたけど、思わず飛び付きそうになりました(爆)

あの当時、レース放送はTBSでやっていて、年2回のダイジェスト版のみだったので、映像が貴重でしたよね。見逃さないようにオートスポーツのメディア欄を欠かさずチェックしていました。
そういや、今はベテラン解説者になっている今宮さんは、当時、まだ大学出たてで、F1ではなく、”富士グランチャン”や全日本F2のピットレポートなんかをしていましたね。最初、彼を見たとき、”この兄ちゃんは、一体誰なんだろう・・・??”なんて思いましたが・・・(笑)なので、いまだに今宮さんを見ると、そのことをふと思い出しちゃいます。

レーヴコレクションは、この後、ロータス76(?)あたりもリリース予定のようですし、以降のラインナップにも期待ですね(^_^)
ひろ
2010/04/22 17:31
こんばんは、kenkenさん。

やっぱり、シンプルながら個性溢れる90年代前半までのF1モデルは、つい手が出ちゃいます (^^ゞ
戦績はともかく、日本人として中嶋悟を応援する高揚感そのものが“バブル”だったのかも。
最新F1マシンより短く、幅のある(2,000mm)プロポーションがカッコイイです。

>「雨の中嶋」
実は、350GTSさんのコメントに真実が・・・(^_^;)
moonwalker
2010/04/22 20:24
こんばんは、350GTSさん。

>RG別注の020
・・・実は、縁があって入手済み (-_-;)
ご指摘の点、幸か不幸か気にも留めず、綺麗な出来栄えで気に入っておりました。
次回UP予定です。
moonwalker
2010/04/22 20:25
こんばんは、ひろさん。

>“俄かF1ファン”ってのが急増しましたね
お金も暇もあった時代に、日本でもF1が認知されて良かったと思います。
でなけりゃ、雑誌もモデルカーも世に出なかった、かも (^_^;)
1970年代前半、本屋で「オートテクニック」「オートスポーツ」を立ち読みする小学生がどんなに異様で肩身が狭かったことか (^^ゞ

>ベテラン解説者になっている今宮さん
長髪に混じる白いモノと顔の皺が増えても、落ち着きに欠ける語り口は昔のまま。
CSでは、カワイちゃんの方が偉そうなシャベリしてますね (^_^;)

>レーヴコレクションは、この後、ロータス76
「P34」は3種手元にあり、「76」も予約済みです(*^_^*)
moonwalker
2010/04/22 20:46
>1970年代前半、本屋で「オートテクニック」「オートスポーツ」を立ち読みする小学生がどんなに異様で

確かにそうですね(苦笑)
あの当時、AS誌は250円くらいだった記憶が・・・月2回発行でしたけど、掲載写真の多い方を1冊だけ買っていました。さすがに小遣いの中から2冊はキツかったので・・・(苦笑)
それ以外では、「モーターマガジン」や「モーターファン」なんかも毎月チェックしていましたね。ただ、外車の掲載ボリュームが少なかったので少々物足りなかったのを憶えています・・・。

>CSでは、カワイちゃんの方が

今は、F1と言えば、”カワイちゃん”ですね(笑)
その昔は、ビル大友とか間瀬明とか・・・まぁ、今、その名前を知っている人がどれだけいるのか・・・というか、彼らは今どうしているんでしょうかね・・・。

>「P34」は3種手元にあり、「76」も予約済み

やはり購入済みですか・・・(f^_^;)
私は、P34、”76&77”を以前PMAで揃えてしまっていたもので・・・。
ただ、レーヴのも手に取って見てみたんですが、デキ具合がちょっとショボいかな、と思ったので止めてしまいました・・・。
ロータスの方は、ちょっと興味がありますね・・・現物を見てみて考えようかと・・・。
ひろ
2010/04/22 22:12
こんばんは、ひろさん。

>AS誌は250円くらいだった記憶が・・・月2回発行
月一発行時代から、J・スチュワートとF・セべールの“タイレル”コンビがヒーローで、青いスポーツカー・ノーズの003や005が“良いモン”、ゴールドリーフやJPS・カラーの「ロータス72」が“悪モン”でした。

>ビル大友とか間瀬明とか
1960年代からF1の写真を撮り続けた間瀬さん、もうかなり高齢のはずですが、現在もスイスで土いじりしてるんでしょうか?奥様のジェーン間瀬さんの書く記事も、ドライバーの裏事情を知るのが楽しかったです。

>レーヴのも手に取って見てみたんですが、デキ具合が
近々UP予定の拙記事画像で再検証して頂くとして、ミニチャンプス製P34のコクピット周辺(ボブスレーのような造形&覗き窓の塗り表現など)、エンジン&ギアボックス、前後サスなどのクオリティには、残念ながら、私には身銭を切る勇気が・・・ (-_-;)
moonwalker
2010/04/23 01:14
こんばんは^^

>1960年代からF1の写真を撮り続けた間瀬さん、もうかなり高齢のはず

それにしても、”月一発行時代”や”間瀬明”等々をご存知とは・・・moonwalkerさんって、私よりもひょっとして年上??なんですか??
いわゆるアラフォー世代では、そこまで詳しい人は居ないと思うので・・・(苦笑)というか、それこそ”アラフィフ”(50代前後)世代くらいじゃないと、そのようなことは知らないはずなので・・・(^^;;

そういや、ビルさんって、最初、モータースポーツ関係の人かな?なんて思っていたんですけど、AS誌の記事で、全く違う業種の方と知って・・・何やら本業は建築関係の仕事をされていたようですね。


>エンジン&ギアボックス、前後サスなどのクオリティ

確かに、各々をシビアに見比べてしまうと歴然とした差がありますね・・・ただ、私はそのP34を発売時に購入していて、かなり当時は安かったというか・・・。同じモノは2つ要らないかな、と・・・(f^_^;)

今、それが手元に無ければ、間違いなくこのレーヴのを買っちゃっていたでしょうね(苦笑)
ひろ
2010/05/01 18:33
こんにちは、ひろさん。

気持ちは永遠の16歳です!(キッパリ
まあ、肉体的加齢で言えば“アラフィフ”です (^^ゞ
さすがに田中健二郎さんの活躍は記憶にありませんが、オートスポーツ誌で生沢徹のヨーロッパ進出記事を読むのに心躍らせ・・・(遥か遠い目

継続的に一定以上のクオリティで1/43スケールをリリースするミニチャンプス/PMA製F1モデル・シリーズ、その価値に何ら揺らぎはありませんし、珍車「Tyrrell P34」を積極的にリリースした意義は大きいですね。
moonwalker
2010/05/02 16:49
おはよう御座います(笑)

moonwalkerさん、やはり”アラフィフ”でしたか・・・ということは、私よりもちょっと上ぐらいなんでしょうか・・・(^^;;

”生沢徹”ですか・・・今、その名前を聞いてピンと来るのは、こちらのブログにコメントしている人の中では私くらいなもんでしょうね・・・(爆)
ちなみに私は、右京と同い年でございます・・・><

でも、精神年齢は高校生くらいで止まっちゃっている感じですね(笑)
だから、いまだにこういったモデルカー集めから足を洗えないのかな、なんて思ったりも・・・(苦笑)

そういえば、右京の奥方は、AS誌の女性編集者でしたよね。確か、”ダンプるみ”のニックネームだったかと・・・(笑)
ひろ
2010/05/25 04:55
こんにちは、ひろさん。

>”生沢徹”ですか・・・今、その名前を聞いてピンと来るのは
意外に最近も、多種多様な媒体で取り上げられる機会多いんですよ
(^_^;)
moonwalker
2010/05/25 13:38
はじめまして。
ウイング中央下の空間を大きくするとダウンフォース量の変動が少ないという話はありますね。
対照的なのがニューウェーのマシンでウイング下の空間を最小限確保してピーク性能は稼げるがダウンフォース量の変動が大きい。

ニューウェーのマーチ程じゃないかもしれませんが018もナーバスなマシンだったのではないかとの感想を持ちました。
marderhund
2010/07/24 23:02
初めまして、marderhundさん。

前後バランスの問題ですね。
フロント・ウイングの有効面積が減少した019ではフロント側の絶対的ダウンフォースを不足気味に感じる一方、フロア下への空気流入量が増えてリア・ディフューザーの効果が増大したリア側のダウンフォースが大きくなったと言うことでしょう。
あ、記事中の内容と同じですね (^^ゞ

エイドリアン・ニューウェイのデザインについては、時代と共に変化・進化しているのでなんとも・・・現在のRB6は、最もノーズが薄くシェイプされた1台ですね。
moonwalker
2010/07/25 03:25

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
F1 1990「Tyrrell 019/DFR #3 日本GP」Spark 1/43 メトロポリスの片隅で/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる